リニア中央新幹線は、本県と関東・中部・近畿圏の各地域間の交流、連携を一層強化するとともに、内陸部における発展を促進する21世紀の新たな国土の大動脈として、我が国の経済社会を支え、東海道新幹線との二重系化による災害に強い国土の形成、ゆとりある生活の実現に大きく貢献する国家的プロジェクトである。
本年5月には、国土交通大臣により、東海旅客鉄道株式会社が営業主体及び建設主体として指名され、その後、整備計画の決定と建設の指示が行われた。
諏訪地区においては、平成元年にリニア中央エクスプレス建設促進長野県協議会で県内ルートはBルートとすることを決議して以来、リニア中央新幹線の整備促進に一丸となって取り組んできた経緯があるが、この度、国において最終的に決定したCルートを尊重するものである。
さらに、8月に東海旅客鉄道株式会社が県内のルートと駅位置案を公表したことから、今後は、リニア中央新幹線が、諏訪地区をはじめ中南信地区の交通の利便性の向上、地域の発展に寄与するものとなるよう、早期着工に向けて関係諸団体との連携を図りながら下記の事項を柱に運動を進めていくものとする。
記
1 リニア中央新幹線の整備が、諏訪地区をはじめ中南信地区にとって最大の波及効果が得られるものとなるよう、東海旅客鉄道株式会社は、県内外の中間駅へのアクセス等の観点から、地域の在来線である中央東線、飯田線の維持、利便性の向上等について、地域とともに取り組むこと。
2 国は、リニア中央新幹線の効果が地域に広く及ぶよう、総合的な交通体系を検討する場において、必要な交通事業者の参加のもと、高速道路や中央東線、飯田線等の在来線からの県内外の中間駅への円滑な接続とともに、各鉄道路線の高速化、利便性の向上等について検討すること。
また、東海旅客鉄道株式会社は、検討結果の実現に向けて対応すること。
3 県は、地域の意見のとりまとめ役を果たすとともに、国及び東海旅客鉄道株式会社との調整に積極的に関与すること。
以上、決議する。